髪型を整え、スキンケアを始めたら、次に気になったのが服だった。正直、これまでファッションには無頓着だった。着ているのは数年前に買ったシャツやジーンズ。しかも体型が変わってきたせいで、肩やお腹周りが微妙にきつい。これではせっかく髪と肌を整えても、全体の印象が台無し。
「服を変える」と言っても、何をどう選べばいいのか分からない。そこでまず向かったのは、無難で失敗が少ないユニクロ。休日の午前中、人の少ない時間を狙って入店した。最初は自分で見て回ったが、やはりサイズ感や色合わせに自信がない。思い切ってスタッフに声をかけた。「アラフォーなんですけど、今の体型に合う服を選びたいんです。カジュアルめで清潔感ある感じで…」と伝える。
するとスタッフが、僕の体型や肩幅、腕の長さを見て、何着かピックアップしてくれた。試着室で着てみると、驚くほど印象が違った。少し細身のパンツに、ジャストサイズのシャツ。これまでの「ゆったりしてれば楽」という基準が、完全に間違いだったと気づいた。体型に合った服は、窮屈どころか動きやすく、全体のシルエットを整えてくれる。
試着中、スタッフがこんなことを言った。「服は着心地も大事ですが、他人から見たバランスがもっと大事ですよ」。まさにその通りだ。自分目線では気づけない“他人からの見え方”が、プロの提案で一気に改善された。
極論を言えば、服は「外見の額縁」だ。どんなに中身を磨いても、額縁が古く汚れていたら、魅力は半減する。だからこそ、今の自分の体型にフィットした服を着ることは、見た目の完成度を一気に引き上げる。
服選びのポイントはシンプル。
- 今の体型に合ったサイズを選ぶ(少し細めが基本)
- 色は白・黒・ネイビー・グレーなどモノトーン中心に
- 上下どちらかにだけ差し色を入れる
これだけで “なんか清潔感ある人” に見える確率が上がる。特にマッチングアプリの写真では、色とシルエットが大きく印象を左右する。
髪と肌を整え、最後に服をアップデートしたとき、自分でも分かるほど全体の雰囲気が変わった。写真を撮り直してアプリに載せたら、数日後、いいねの数がそれまでの数倍になった。自己投資はやっぱり嘘をつかない。