マッチングアプリのプロフィール写真を整えるために、美容室で髪型を変えた。確かに印象は良くなったが、鏡を見て気づいたことがある。それは、髪が整った分、肌の荒れやくすみがやけに目立ったのだ。40代の肌は、何もしなければ確実に老け込む。スキンケアは女性だけのものだと思っていたが、その思い込みを捨てる時が来た。
まずは情報収集。YouTubeで「メンズ スキンケア 初心者」と検索すると、驚くほど多くの動画が出てくる。しかもどれも「化粧水と乳液だけでOK」と口を揃えて言う。拍子抜けするほど簡単だ。ドラッグストアで男性向けコーナーを探し、店員さんに「初心者でも使いやすいものありますか?」と聞いたら、無香料タイプの化粧水と乳液を勧められた。合わせて2,000円ちょっと。最初は高級品を買う必要なんてない。
帰宅後、早速実践。まず洗顔。ゴシゴシこすらず、泡立てて優しく洗う。その後、タオルで押さえるように水分を拭き取り、化粧水を手に出して顔全体に馴染ませる。仕上げに乳液で蓋をする。この工程、全部で3分もかからない。なのに、翌朝の肌は心なしかしっとりしていて、鏡に映る自分が少し柔らかい印象になっていた。
続けて一週間。肌の乾燥が減り、ファンデーションも何も使っていないのに、顔色が少し明るく見える。髪型を変えたときもそうだったが、この“変化”が自信に直結する。極端に言えば、スキンケアは「若く見えるための最短ルート」だ。女性が会ったときに最初に見るのは、髪と肌。だからここを押さえておくだけで、印象は大きく変わる。
始め方は簡単。
- 化粧水と乳液をドラッグストアで買う(無香料・敏感肌用がおすすめ)
- 朝と夜、洗顔後に化粧水→乳液を塗る
- ゴシゴシこすらず、優しくケアする
これだけでいい。お金も時間もほとんどかからないのに、効果ははっきり出る。自己投資の中でも、スキンケアはコスパ最強の部類だと実感した。
髪を整え、肌を整えたとき、初めて「見られること」を意識できる。マッチングアプリは見た目が入口。その入口を通りやすくするために、スキンケアは必須の鍵だ。